矢上川地下調節地 家屋調査「範囲外でも希望者は含めること」を要望
トンネル工事は24年度開始、27年度完了
むねた議員は、第1期工事(梶ヶ谷―久末)について質問、24年度に梶ヶ谷の立坑からトンネル掘削を開始して、27年度に久末の立坑までのトンネル本体工事が完了。その後、流入施設や電機・機械設備の整備で供用は30年度になると答弁。
地層「非常に軟弱。トラックが通っただけで揺れる」
地層について、野川地域は地表から深さ10mにわたって水を含んだ粘性土層があり、地元の方は「昔からここは田畑で、水を含んで非常に軟弱。近くでトラックが通っただけで揺れる」との地元の声を紹介。
家屋調査の範囲:「リニアと比べて範囲が狭すぎる」
リニアは、どのような地層であってもφはゼロ、最も軟弱な地層を想定して、角度は45度、範囲は40m。矢上川の場合は、地表部分が軟弱層でも、φの部分はかなり大きく、硬い地層として算出しており、角度は62度、範囲は16m。あまりにも違いすぎるし、硬い地層として範囲を狭くしているのでは、算定が甘すぎると追及。
むねた議員は、最も軟弱な地層を想定して調査範囲を広げること。範囲外の家屋についても、希望する家屋は調査の対象にすることを求めました。