市営四方嶺住宅跡地に特養ホームと公園、住宅をつくる計画
―市営四方嶺住宅跡地の基本方針―
蟹ヶ谷の子母口小仮設校舎があった市営四方嶺住宅跡地利用の基本方針が出されました。この間、周りの住民の方々からいろいろな要望が出され、高津区市議会議員懇談会の予算要望事項にもあげられ、宗田議員も6月議会で取り上げてきた問題でした。
計画では、跡地は3つのゾーンに分けられ、「福祉・交流ゾーン」には特別養護老人ホーム(100床程度)と地域交流スペース、「公園ゾーン」にはスポーツ、健康増進、避難場所など多目的に利用できる公園、「低層住宅ゾーン」には低層住宅ができる計画です。また、これら施設へのアクセスのために国有地の一部を取得して幅9mの道路が整備される予定です。
周辺町会から「避難場所として十分な広さの公園」を
―避難所である東橘中学校はハザードマップでは浸水区域に―
周辺町内会からは、避難所である東橘中学校は洪水ハザードマップでは矢上川の氾濫で浸水地域となっており、「橋を渡れない蟹ヶ谷地域の8600人が避難するには0.1haの広場では小さすぎる」との声が出ています。また、跡地の3/4(公園を含む)が民間に売却されれば「公園を周辺住民が自由に使えないのでは」などの声も出ています。
これから周辺町内会・自治会や関係団体などとの説明会が始まり、2017年度には道路の拡幅工事開始、18年度には跡地売却の公募、19年度には基盤整備、特養ホームの設置・運営法人の公募が開始されます。
ぜひ、周辺のみなさんの意見や要望をよく聞き、跡地利用に取り入れることを行政に要望するとともに、少しでも住民の要望を取り入れた跡地利用になるために努力していきます。