むねた裕之
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矢上川トンネル工事:軟弱地盤への対応と家屋保障の拡充を

むねた議員は、一般質問で矢上川・地下調節地のトンネル工事について質問。現在、第1期工事(梶ヶ谷―久末)を行っており、25年3月に梶ヶ谷の立坑からトンネル掘削を開始して、27年度に久末の立坑までのトンネル本体工事が完了し、1期工事の供用は30年度になる予定です。

ボーリング調査、ルート上の地表面測定を追加、

リニア新幹線などのシールドトンネル工事では、大井川水系、井戸の水枯や異常出水、地盤沈下・陥没事故や酸欠空気の噴出など多くの問題点が出ていることを指摘し、むねた議員はその対応を質問。答弁では、それを踏まえた新ガイドラインでボーリング調査を9か所を追加し、100~200m間隔で行い、ルート上の地表面測定、マシン前面の圧力測定、掘削土砂の管理などが追加されたことがわかりました。

家屋調査は両側1軒分で「範囲外の方は個別に対応」

むねた議員は、トンネル工事の際、家屋の損傷被害を保障する家屋調査について、リニアの場合はトンネル両側40mですが、矢上川の場合は16m(川の両岸家屋1軒分)と狭いことを指摘して、広げることを要望。答弁は「希望者には個別に対応する」ということでした。

次の説明会は25年秋ころを予定しているということです。