むねた裕之
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市職員の働き方 長時間労働が常態化し、メンタル不調も1.7倍に

時間外勤務480時間超が700人を超え、長期療養者も1.5倍

 むねた議員は、決算審査特別委員会で「市の職員の働き方」について質疑を行いました。まず、時間外勤務の実態について質問、480時間超は4年前までは600人台だったのが、直近3年間では700人台に増加、1000時間超は27人もいて、長時間労働が常態化していることが明らかになりました。また、長期療養者数についても質問し、5,6年前は200人台だったのに現在は、コロナが終わっても400人前後、そのうちメンタルヘルス不調の方は250人以上もおり、この6年間で長期療養者は1.5倍、メンタルも1.7倍に激増、深刻な状況であることがわかりました。

非正規の職員の8割が女性で賃金が正規職員の3分の1

 また、むねた議員は、非正規公務員、会計年度任用職員についても質疑を行いました。まず、13年前の正規職員と非正規職員の職員数と男女比について質問し、13年前と比べて正規職員が400人減り、非正規職員は1200人増えていること。また、男女比についても非正規の職員の8割が女性で、しかも賃金が正規職員の3分の1であり、まさに「ジェンダー不平等」の状況にあることが明らかになりました。

総務省の通知通り「5年目の公募」(雇止め)は撤廃を

さらに、任用制度について、「再任用は4回までで5回目は公募」という雇止めについて質疑を行いました。総務省マニュアルも改定させて「公募が必須ではない」ことに言及していることを示して、「図書館・学校司書や保育士、保健師、助産師などは、経験と信頼、継続性、専門性が必要であり、それらを保証するためには、雇用の継続・安定が必要」と述べ「公募は必須ではないのですから、5年目の公募(雇止め)はやめるよう」要望しました。

年度年480時間超年1000時間超
2020年度66449
2021年度77164
2022年度75247
2023年度72124
年度長期療養者数(人)精神・行動の障害(人)
2018年度244147
2019年度272180
2020年度315217
2021年度407260
2022年度405261
2023年度366256