むねた裕之
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リニア:岐阜県の水枯れ問題の解明までは工事の中止を

千年新町の地層は水を含んだ砂礫層で陥没の危険性

 むねた議員は、来年度から始まる高津方面へのトンネル工事について、岐阜県での水枯れ問題、千年新町付近の地層などを質問、まちづくり局長は地層について「古い時代に多摩川が流れていて、砂礫層」と答弁。むねた議員は「この地域は水を多く含んだ砂礫層で東京外環道の陥没事故の地層と同じ」と述べ、陥没の危険性を指摘しました。

ボーリング調査は1.5kmやられていない

 また、ボーリング調査について、行政は「高津区では6か所実施した」という答弁でした。むねた議員は「国の基準では100~200mの間隔としている」のに「千年新町と新城間では1.5kmにわたってやられていない」こと、「水を含んだ砂礫層がある地域に影響がないとはとても言えない」と主張しました。

住民の方には工事1か月前に情報を配布し説明会

 また、ルート上の居住者への情報提供について質問。答弁では、住民にはHPでシールドマシンの位置情報を提供し、マシン通過の1か月前に進捗、計測結果を配布。また、オープンハウス型説明会を開催し、苦情受付などは24時間の受付ダイヤルが開設されることがわかりました。

岐阜県の原因究明とルート上のボーリング調査を要望

 むねた議員は、市とJR に対して、「岐阜県の調査、原因が明らかになるまでトンネル工事はやめること」「ルート上のボーリング調査を国の基準に沿って追加調査すること」、「それまではトンネル工事を行わないこと」を要望しました。