市職員の長時間労働 時間外労働・年480時間超700人、メンタル疾患1.8倍に
年度 | 年480時間超 | 年1000時間超 |
2020年度 | 664人 | 49人 |
2021年度 | 771人 | 64人 |
2022年度 | 752人 | 47人 |
むねた議員は、決算審査特別委員会で「市職員の働き方」について質疑をし、深刻な長時間労働の実態が明らかになりました。時間外勤務職員について、直近3年間では、480時間超は、600人台から700人台に増加、1000時間超も50人前後、大変深刻な状況です。
36協定「緊急の業務でも年480時間まで」、本来ゼロであるべき
時間外勤務時間の上限について、職員組合との36協定では、「公務の運営上やむを得ない場合」でも年360時間、「予見できない臨時または緊急の業務が集中した」場合でも年480時間まで。本来、年480時間超の職員はゼロであるべきなのに700人を超え、年1000時間超の職員が50人前後もいる。異常な事態です。
5年間で長期療養者1.7倍、メンタル1.8倍と激増
年度 | 長期療養者数(人) | 精神・行動の障害(人) |
2018年度 | 244 | 147 |
2022年度 | 405 | 261 |
長期療養者数は、5年前に比べて1,7倍に急増。メンタルも1.8倍となり、激増、深刻な状況。長時間労働が、大きな原因であることは明らかです。
対策「職員の意識」「応援体制」と答弁、「職員の増員」とは答えず
市は「480時間超の時間外勤務職員数をゼロにする」ことが目標と答弁。しかし、どのように達成するかについては、一言も「職員の増員」という言葉がありませんでした。むねた議員は、あらためて「市職員の増員」を求めました。