リニア中央新幹線 軟弱地盤でボーリング調査のない工事は中止を!
外環道・陥没事故を起こした調布市と同じ砂礫層
全国では東京・調布市の外環道陥没事故など重大な問題点が次々と明らかになっています。むねた議員は、千年・新城地域の地層について質問。まちづくり局長は「昔、多摩川が流れていた後の沖積層」と答弁。多摩川の河道であったため、深く掘れていて、深さ30mまで砂礫を含んだ沖積層、調布市と同じ砂礫層で、水分を多く含んでおり、以前、新城高校前で陥没事故が発生したことも明らかになりました。
危険な地域1.5㎞のボーリング調査が1か所もない
むねた議員は、一般的にボーリング調査は100~200mに1か所であることを紹介し、リニアルート上のボーリング調査について質問。砂礫層で深く掘れた地域のボーリング調査が1.5㎞にわたって1か所も実施されていないことが明らかになりました。
ルート上のボーリング調査と工事に関する検討委員会の設置を
むねた議員は、JR東海、国に対して住民に対して説明、ルート上のボーリング調査をして、「安全確保のないままの工事は認められない」として、市に対して「検討委員会の設置を」を要望しました。22年12月議会でも、ボーリング調査について質問しましたが、いまだに実施されていません。
家屋調査の範囲は軟弱地盤を考慮していない
1月21日の住民説明会では、陥没事故やマシンの故障、地層、家屋調査についての質問が相次ぎました。家屋調査の範囲40mについて、「高津区で深さ70mなら一般的にはトンネル両側70mが範囲では」という質問に対して、明確な回答はなく、軟弱地盤を考慮していないことも明らかになりました。また、「範囲外であっても損傷があれば保証する」という回答でした。