川崎市・宮内新横浜線ー通学路・県営住宅を分断する4車線道路に信号がない
12月議会の一般質問「宮内新横浜線(子母口工区)について」の質疑を紹介します。
【質問】
(ディスプレイ)
・都市計画道路・宮内新横浜線の子母口工区(尻手黒川線との交差点から県道子母口綱島線との交差点まで)の工事が10月から始まりました。
・11月30日に住民説明会があり、私も参加しましたが、多くの住民が参加し、いろいろな意見・要望が出されました。
① 住民説明会ではどのような意見、要望が出たのか、伺います。
本工区は、市道尻手黒川線から県道子母口綱島との交差部までの延長約245メートルの区間を計画幅員22メートルで整備するもので、本年10月に工事契約したことに伴い、工事区間に接しております子母口南町会などの方々に対しまして、整備内容や工事の期間、進め方などについて11月30日に説明会を開催したところでございます。
説明会では、工事期間中および供用時の周辺道路の交通規制や通学路などに関する御質問をいただいたほか、工区中央付近の横断歩道に信号機を設置する御要望などをいただいたところでございます。
【質問】
・信号Bから県道交差点までの245mの区間に4車線(幅員22m)の道路が建設されます。
・住民からは、横断歩道に信号機の設置、通学路の安全確保などの要望が出ました。
(信号について)
② 尻手黒川線の信号(信号B)から次の信号(信号C)までどのくらいの距離があるのか、伺います
【答弁】
本工区の起点である、市道尻手黒川線の信号機から、県道子母口綱島の鷹巣橋に設置されております押しボタン式信号機までの距離につきましては、約300メートルでございます。
③ 信号がつけられない理由とは何ですか、伺います
【答弁】
本工区中央付近の横断歩道への信号機設置につきましては、交通管理者との協議の中で、信号機間の距離が短いとの理由から、設置されないこととなったものでございます。
【質問】
・信号Bから信号Cまでの300mに信号が一つもつかない。この4車線の道路は県営住宅の真ん中を通り、バス停、通学路もあるのに信号が一つもないのです。高齢者が多い県営住宅の方が集会所に行くにもバス停に行くにも信号のない4車線の道路を渡らなければならない。
(通学路について)
④ 毎朝、どのくらいの児童生徒が通学するのか、伺います
【答弁】
本工区の整備に関係する市道子母口26号線及び子母口35号線が子母口小学校の通学路の一部に指定されており、これらの通学路を利用する児童数については、約280人となっております。
【質問】
・この通学路は毎朝300人近い児童・生徒が通るのに信号をつけないということです。つけない理由は「信号機との距離が近いから」ということですが、信号Aと信号Bの区間には120mしかないのに信号がある。要するに車が多い道路には信号をつけるが、歩行者が多い道路、子供たちが通る道路には信号をつけない。車を優先し歩行者の安全性を軽視している。考え方が間違っています。
⑤ 通学路について、学校や住民説明会では、どのような具体的な要望が出ているのか、伺います
【答弁】
通学路に関する要望につきましては、本工区を横断する市道子母口26号線の工事期間中における継続利用や、変更後の通学路の安全確保に関する要望などがあったところでございます。
【質問】
・学校からも工事期間中は通学路を使えるように、完了後も安全確保の要望があったということです。
・あらためて、市は交通管理者と十分協議をして、通学路や横断歩道付近への信号機の設置を要望します。