一般質問―平瀬川護岸工事の説明会で多くの方から被害・損傷の声が!
12月18日、宗田議員の一般質問が行われ、平瀬川護岸工事の問題について質疑を行いましたので、紹介します。
高津区上作延の平瀬川護岸工事について、建設緑政局長に
6日の説明会には会場いっぱいの約50人の参加者が
◎質問
6日に住民説明会が行われ、私も参加しましたが、会場いっぱいで50人近い方が参加され、あらためて関心の高さを感じました。
市営住宅側の「その2工事」は、当初の工期から大幅に遅れ、来年10月までかかるということであり、全長1.1㎞の工事完了には10年以上はかかるという大変な工事です。
① 住民説明会では、工事区間以外の住民から、どのような被害や損傷の意見があったのか、伺います
◎答弁
周辺住民の方々への周知につきましては、これまで各戸への個別説明などを行っており、このたび、町内会から工事説明会の実施について御要望を受けましたことから、今月6日に説明会を開催いたしました。 その中では、市から工事内容やスケジュールについて 御説明させていただき、地元の方々からは、工事中の振動や地盤沈下に伴う家屋の損傷などについて御意見をいただいたところでございます。
工事区域以外の方からも「マンホールから下水が噴き出した」などの声
◎質問
現地で聞き取り調査をしたところ、家の土台が傾いたり、水道管が外れたり、新築の家にも10㎝近い亀裂ができているような深刻な状況でした。また、川から3件目の家には、チラシが入っただけで、事前の家屋調査は来ませんでしたが、そのお宅の駐車場には亀裂が入っていました。
② 事前・事後の家屋調査は、護岸からどのくらいの範囲で実施しているのか、伺います
◎答弁
護岸の主要な構造物である鋼管杭の建て込み工事の影響を考慮し、杭の長さをもとに、護岸から約16メートルの範囲にある家屋を調査対象としております。
護岸から16mの範囲以外の方にも希望すれば家屋調査を
◎質問
住民説明会では、その範囲以外の住居でも、振動がひどく家屋調査を実施してほしいという要望が出されていました。
また、現在は、釈迦堂橋から下流側約90m区間ですが、工事区域以外の方で新井台橋付近の方からも、「もう道路が沈下していてひび割れが進んでいる」「下水がフラットになり下水が流れず、マンホールから噴き出した」など深刻な実態が話されました。
答弁にあった家屋調査の範囲というのは、通例であり、具体的な規定は定まっていないということです。この地域の軟弱地盤を考慮すると、その範囲外でも状況次第では、家屋調査をやるべきだと思います。
③ 今後の住民説明会についてどのような要望があったのか、伺います
◎答弁
今回開催した説明会の中では、定期的な工事説明会の開催などについて御要望をいただいているところでございます。今後につきましては、現在実施している各戸への工事の進捗状況を記載したチラシ配布などに加え、丁寧な周知方法について検討してまいります。
住民説明会について「工事着手前や定期的の開催を」
◎意見・要望
説明会では、「情報が看板だけではわからない、ホームページに情報を」「住民説明会を定期的に開いてほしい」という要望が出されました。それに対して「各工区の工事着手前や定期的の開催を」との前向きな答弁でした。あらためて、定期的、または工事着手前の住民説明会の開催とホームページなどでの住民への周知を要望します。また、家屋調査も、希望があれば、状況を考慮して実施をお願いします。