むねた裕之
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大阪視察ー約50人の専門家が5300軒の中小企業を訪問しマッチング

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5月15日、日本共産党川崎市議団の経済チームで、大阪を視察しました。

公益財団法人・大阪市都市型産業振興センターが運営している大阪産業創造館を訪問し、「ビジネスチャンス倍増プロジェクト」について話を聞いてきました。

ビジネスチャンス倍増プロジェクトとは?

経験豊富な企業OBのマッチングナビゲーターが、市内中小製造業を1社ずつ戸別訪問し、経営者と話をし、現場を確認することで技術力・経営課題・要望をきっちり把握します。その技術内容をもとに、月1回、ナビゲーターが集まってマッチング会議を開催。訪問した企業と創造館が持つネットワークの中からぴったり合ったマッチング先を探します。

特徴は?

・マッチングナビゲーターは、様々な経験と技術を持つ専門家で約50人もの体制があることです。マッチングには各分野の専門的な知識がないとなかなかうまくいかないのです。これにより、他社との共同の技術開発や持っている技術を新たな分野に活用したり、販路拡大にも役立っています。

・「行政サービスは知られなければ存在しないと同じ」を合言葉に「集客力・発信力」に力もお金もかけています。発行している「Bplatz」というマガジンは、現場で働くイケメン男子を特集した「ゲンバ男子」、いろんな職人などを特集した「こんなところに仕事人」など、魅力ある紙面を分野ごとの専門の担当者が作っています。

成果は?(15年間で)

・受注総額 157億円

・企業訪問件数 5300軒

・マッチング活動回数 13000回

川崎市の中小企業支援にも生かせる内容でした。