むねた裕之
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川崎市高津区ーリニア新幹線、軟弱地盤でボーリング調査もないトンネル工事は中止を!

12月21日、むねた議員は、12月議会の一般質問で、リニア新幹線トンネル工事、宮内新横浜線、市民プラザ・橘処理センター、市営四方嶺住宅跡地の問題について質疑を行いました。

千年・新城地域は、外環道・陥没事故を起こした調布市と同じ砂礫層

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川崎市内では、現在、宮前区梶ヶ谷と麻生区東百合丘では、非常口工事が終了し、中原等々力では非常口工事が行われています。しかし、全国では東京・調布市の外環道陥没事故など重大な問題点が次々と明らかになっています。むねた議員は、千年・新城地域の地層について質問。まちづくり局長は「昔、多摩川が流れていた後の沖積層」と答弁。多摩川の稼働であったため、深く掘れていて、深さ30mまで砂礫を含んだ沖積層、調布市と同じ砂礫層であることが明らかになりました。しかも、水分を多量に含んでおり、以前にも新城高校前で陥没事故が発生して地下水が噴出したことがある地域です。

危険な地域1.5㎞のボーリング調査が1か所もない

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 むねた議員は、一般的にボーリング調査は100~200mに1か所であることを紹介し、リニアルート上のボーリング調査について質問。砂礫層で深く掘れた地域のボーリング調査が1.5㎞にわたって1か所も実施されていないことが明らかになりました。むねた議員はJR東海が「トンネル上部にシルト層があるから安全」というが、「シルト層はわずか20m、その上の30m以上は砂礫層で、水分を相当含んでいる。トンネル工事の振動でシルト層に亀裂でも入れば、上層の地下水はトンネルに流入してくる。安全だとは全く言えない」と陥没の危険性を指摘。

ルート上のボーリング調査と工事に関する検討委員会の設置を

 むねた議員は、JR東海、国に対して「家屋調査の住民に対して事実を説明すること」、「ボーリング調査を100mごとに実施」をして、「安全確保のないままの工事は認められないこと」、市に対して「工事に関する検討委員会を設置すること」を要望しました。