川崎市の市職員の時間外勤務・・年480人超664人、年1000時間超49人
むねた議員は、一般質問で「市職員の長時間労働」について取り上げました。時間外勤務の年480時間超、年1000時間超の職員数について質問。総務企画局長は「年480時間を超える職員は664人、1000時間を超える職員は49人」と答弁。本来、年480時間超の方はゼロにしなければならないのに増えていること。また、「長期療養者数、メンタルによる長期療養者数について」も質問し、この5年間で長期療養者数315人、メンタルなど精神・行動障害の療養者数217人と激増していることなど、長時間労働、長期療養者が激増している深刻な実態が明らかになりました。
(時間外勤務職員数)
年度 |
年480時間超 |
年1000時間超 |
2018年度 |
606人 |
46人 |
2019年度 |
623人 |
42人 |
2020年度 |
664人 |
49人 |
(長期療養者数)
年度 |
長期療養者数(人) |
精神・行動の障害(人) |
2016年度 |
267 |
165 |
2020年度 |
315 |
217 |
人口が12万人増なのに職員678人減で1800人不足
この背景について、むねた議員は「この10年間の人口と職員数について」質問。川崎市の人口はこの10年間で12万人も増えているのに、職員は逆に678人も減らされており、人口増に合わせて職員を増やすとすれば約1800人も不足していることが答弁で明らかになりました。
また、市の「時間外勤務の縮減対策」には「職員の増員」という対策が入っていないが必要ではないかという質問に、市は最後まで「職員の増員が必要」とは答えませんでした。むねた議員は、残業時間年480時間超の人をゼロにするには180人の職員が必要であることなどを示し、市民の安全安心、市民サービスの充実、市職員の長時間労働の縮減のためにも職員の抜本的増員を要望しました。
(必要な職員増)
|
必要な職員数(人) |
年480時間超の残業をなくすには |
180 |
保健所の職員数を横浜並みに |
231 |
人口増に合わせた職員数に |
1800 |