まちづくり委員会―「小田急線地下二層化・複々線化」審議の概要
11月21日、まちづくり委員会で、「小田急線の地下二層化・複々線化を求める」請願の審査が行われましたので概要を紹介します。
地下二層化が一番現実的
日本共産党・石川議員は、車いすの方の「死を覚悟した」という切実な声を紹介し、「立体交差化が必要」と主張。また「高架化にするとどのようなことが必要になるのか」という質問に対し、「側道の整備や新たな用地取得が必要」と答弁。石川議員は東京の例(高架化だと3400億円、地下化だと1000億円という試算)を紹介し、「必ずしも地下化はお金がかかるということではない」と述べ、地下二層化が一番現実的だと述べた。他の議員からも「地下二層化が一番現実的」、「地下二層化が良いと思う」という意見が出された。
複々線化、踏切問題、世田町線を一体で
石川議員は、複々線化、踏切問題、世田町線は事業者も別々だが、一体で進める必要があるとの質問に対して行政側は「一体で進める必要がある」との認識を示した。ほかの議員の質問に対しても「一体的に具体化する」と答弁。
踏切時間の集計
石川議員は、国の立体交差化の要件について質問、「要件に該当する踏切はいくつかある」と答弁。実態を把握するための調査を要求した。他の議員からの踏切時間の質問に対して、行政は「踏切時間を現在集計中」と答弁。別の議員からの踏切の交通量の質問に対して、生田第1、8万人、生田第4、5.1万、登戸第1、9.5万、柿生第1、13.8万と答弁。柿生踏切など短期的な対応も検討すると答弁。
局長「機は熟した。積極的な協議をすすめる」
石川議員の今後の協議の進め方について見解を求められた局長は、「まだ具体的な検討には至っていないが、都内の工事は完了したので“機は熟した”と思う。これから積極的に協議をしていく」と意欲を示した。
採択
共産党は、採択を主張
自民党は、地下二層化に絞る必要はないと継続審査
みらいは、趣旨採択
公明党は、地下二層化を決める必要はないと継続審査
渡辺議員は、趣旨採択
重富議員は、継続審査
結果・・継続審査