一般質問②-高津区久末地域の特養ホームの整備状況について
高津区久末地域の特養ホームの整備状況について・・健康福祉局長に伺います
(この間の経過)
・高津区は、以前から特養ホームのベット数、整備率は全行政区の中でも最も遅れた地域であり、特に久末地域は高齢化率が高い地域で、県有地、市有地の跡地に特養ホームをという要望書を住民の方々と一緒に共産党川崎市議団としても繰り返し提出してきました。2010年には、「県中小企業従業員跡地」利用の要望書を県知事に。2014年には「市営大谷第1住宅跡地」利用の要望書を市長宛に出し、議会でも石田議員が、高津区や久末地域への特養ホーム整備について毎年、議会質問を行ってきました。
① 全行政区平均と比較して高津区の特養ホームのベット数、整備率は?高津区の優先順位は?
(答弁)「全区平均のベット数633床と比べ、高津区は318床、要介護認定者数に対する割合は全区平均12.1%に対して6.2%」「高津区は整備を優先する地域と考えている」
・高津区はベット数、整備率ともに市内で最も低い状況であり、特養ホームの優先順位は引き続き高津区が最も高いということでした。
久末地域の特養ホームについて
・
② 民有地を活用した公募について進捗状況は?
(答弁)「平成27年9月に設置運営法人を選定し、平成29年3月竣工を目指す」「現在、8月の選定をめどに、民有地を活用した公募を行っている」
・現在、来年3月竣工の特養ホームと8月の選定をめざした公募も進めているということでした。
③ 市有地の大谷第1住宅跡地の進捗状況は?
(答弁)民有地を基本とした整備を進め、一方で、地域バランスなどを勘案して一部公有地の活用も図っている」「久末大谷市営住宅跡地については、活用の可能性について引き続き検討する」
・2015年9月議会でも石田議員が「民有地が1ヶ所増になっても高津区の整備状況はまだ、最下位であり、大家市営住宅跡地は貴重な市有地であり特養ホームの整備の検討を」と要望していますが、
④ なかなか決まらない原因は?今後の整備に向けた取り組みについて?
(答弁)「現状の段差を利用した整備や造成が伴う場合の接続道路の課題等を含めて整備の可能性について検討する」
・接続道路の確保や用地の形状等について検討してきたが、今後、現状の段差を利用した整備や造成を伴う接続道路の整備も含めて検討を進めるということです。
(意見・要望)
・2013年から議会でも取り上げている大谷市営住宅跡地の利用を急ぐべき。市有地は、市民にとっては、「せっかくの市の土地があるのに使われず、空き地になっている」のを見ていて「どうなっているのか」という声が出やすい
市有地である大谷市営住宅跡地の優先順位を高くして整備することを要望します。