市営住宅の空き状況ー上作延団地、新作団地、明石穂団地について質問
(市営住宅の空き状況について)まちづくり局長に伺います
・私の住む高津区も高齢化が進み、市営住宅への入居を希望する方が増えてきました。
・多い相談は、子どもが自立し、ご夫婦のどちらかが亡くなり、年金も少なくなって、今の賃貸住宅の家賃では賄えなくなるケースが増えてきています。
・しかし、いざ、市営住宅に応募しても、なかなか当たらず、私が相談を受けた障害1級を持っている78歳の方は、5回も応募していますが、まだ、入れていません。
・一方、「市営住宅をみると結構空いているのに、なぜ入れないの?」という不満も聞かれます。
そこで伺います。
① 平成27年度10月の応募者総数と入居者数、倍率を?
② 上作延、新作、明石穂住宅の募集個数と倍率を?
(答弁)
はじめに、平成27年10月募集の応募状況についてでございますが、募集戸数389戸に対して、応募者数が4,519戸、平均の応募倍率が11.6倍でございました。
次に、上作延住宅の平成27年10月募集の応募状況にっいてでございますが、募集戸数4戸に対して、応募者数が44人、応粥吾率が11倍でございました。
明石穂住宅につきましては、募集戸数9戸に対して、応募者数が19人、平均の応募倍率が2.1倍でございました。また、新作住宅につきましては、募集がございませんでした。
・4519人という大変な人数の方が応募しましたが、その9割以上の方が入居できなかったという実態は、市営住宅への入居の要望の高さと切実さを示しています。
・私も、上作延、新作、明石穂団地にはよくいくのですが、上作延団地などは、20戸以上も空き家がありましが、募集した戸数は4戸。新作団地も空き家が20戸以上ありましたが、募集はゼロということです。
そこで伺いますが、
③ 高津区の空き戸数とこの3住宅の空き戸数を?
④ この住宅の空き家の主な理由を?
(答弁)
はじめに、高津区内の市営住宅の空き家の戸数とその理由についてでございますが、平成28年3月1日現在の管理戸数4440戸のうち、空き家となっている住戸は297戸ございます。主な理由といたしましては、今年度実施した公募に伴う入居予定の住戸が108戸、また、平成28年5月募集を予定している住戸が101戸となっているところでございます。
また、入居や公募予定以外で募集を停止している空き住戸でございますが、建替え予定となっている空き住戸が63戸、長寿命化改善予定の空き住戸が21戸となっているところでございます。その他高層階から低層階への住替えの移転先としているものがございます。
なお、このうち長寿命化改善予定により公募を停止していた住戸につきましては、平成28年5月募集から順次公募を再開する予定でございます。
次に、上作延住宅につきましては、管理戸数377戸のうち、空き家となっている住戸は29戸ございます。理由といたしましては、今年度実施した公募に伴う入居予定の住戸が5戸、平成28年5月募集を予定している住戸が6戸、また、長寿命化改善予定の空き住戸が18戸となっているところでございます。
次に、新作住宅につきましては、管理戸数242戸のうち、空き家となっている住戸は21戸ございます。理由といたしましては、いずれも建替え予定となっているものでございます。
次に、明石穂住宅につきましては、管理戸数318戸のうち、空き家となっている住戸は18戸ございます。理由といたしましては、今年度実施した公募に伴う入居予定の住戸が8戸、平成28年5月で公募を予定している住戸が10戸となっているところでございます。
・高津区全体の空き家は297戸で、そのうち入居予定が209戸で、建て替え予定の空き住戸が63戸、長寿命化で修繕が必要な住戸が21戸ということです。
・新作住宅については、空き家は21戸ありますが、建て替え予定のため、募集がゼロということです。新作団地は築49年ということで、大変古い住宅です。
⑤ 新作住宅の建て替えはいつごろになるのか?
・上作団地については、長寿命化改善予定の空き家は18戸あります。水回りなどの修繕が必要ということですが、
⑥ 上作団地の空き家の修繕はいつごろになるのか?
(答弁)
はじめに、新作住宅の建替えの時期についてでございますが、第3次川崎市営住宅等ストック総合活用計画の計画期間において後期と位置づけられる、平成28年度以降に、建替え計画の策定に着手する予定と位置付けておりますので、現時点では具体的な時期は未定でございます。
次に、上作延住宅の空き家の修繕の時期についてでございますが、平成28年5月募集から、空き住戸の修繕が出来しだい、順次公募を再開してまいります。
・新作住宅に関しては、できるだけ早い建て替えを、上作団地については、できるだけ早期の修繕を要望します。
●ぜひ、水回りなどの修繕の遅れによる空き家を早急に解消すると同時に、建て替え時の戸数の増設、借り上げ住宅などの制度を使って待機者の解消することを要望して質問を終わります。