被曝70年の広島ー宝田明さん、被爆者の坪井直さんの話
被爆70周年の広島にきています。
原水爆禁止世界大会で、被爆者の坪井直さんの話に勇気をもらいました。
当時20才の学生で爆心地から1.2キロの地点で吹き飛ばされました。
あてもなく逃げる中でいろんな人に出会いました。
右目が飛び出た女学生、
ガラスの破片が突き刺さった人、
飛び出した腸を抑えながら歩く婦人、
どこが顔だかわからない死体。
みんな夢や希望を持っていた人たちです。
現在、90歳ですが、命のある限りみなさんと一緒に頑張ります。
俳優の宝田明さんの挨拶は、感動的でした。
中国北東部のハルピンで終戦を迎え、やっとの思いで日本に引き上げてきました。
東宝に入った宝田さんは、自身が出演した1954年制作の映画ゴジラへの思いを語ります。
広島、長崎に続き、ビキニで被災した第五福竜丸事件を目の当たりにして、
「黙っている訳にはいかない。世界に向けて警告を発することができるのは日本しかない」と映画「ゴジラ」が出来上がりました。
今の日本に対して
「きな臭い世の中になっている。憲法9条がなし崩し的に埋れて行く危うい時代に」
「安倍さんに申し上げる。
もう白旗をあげなさい!」
最後に平和への思いを込めた自作の歌を披露、
会場から大きな拍手が起こりました。