むねた裕之
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中学生死亡事故ーこういう事件を二度と起こさないために一人ひとりの生徒に目が届く教育を!

こういう事件を二度と起こさないためにも一人ひとりの生徒に目が届く教育を!

教員を増やし少人数学級の実現を!

総務委員会で全国的にも大変な問題となった「中学生死亡事件」についての教育委員会検証委員会から報告書が出され、報告と質疑が行われました。

私も、同じような年代の子どもを持つ親として、心を痛めるとともに、二度と繰り返してはならない問題として、検証と再発防止のために何とかしなければと臨みました。

私としては、総務委員会での初めての質問でしたが、いくつかの問題点が明らかになりました。

報告書では、「学校に求める取り組み」として、実態調査アンケートの実施、緊急支援チームの編成など学校の体制を強化することが書かれ、「ここの生徒の特性や状況を把握」「長期欠席傾向にある児童の実態に目をむけ、適切な児童理解に基づいた支援」をあげています。

現場の教員の超多忙な実態を紹介

私はまず、「報告書では、いろいろな支援と強化をあげていますが、学校や教師の側でこれを実施できる体制と時間が取れるのでしょうか?」と質問し、「現場の教師は、夕方6時までは、部活や事務仕事、会議などで時間が取れず、やっと6時以降に授業準備など自分の仕事ができる。夜9時までに帰れる教師は少なく、土日も夏休みも部活などでつぶれる」と教師の超多忙な声を紹介しました。

2006年の文科省の調査では、「公立小中学校の勤務時間は夏休みを除いた5ヶ月の平均で1日10時間45分だった。残業時間は、40年前の5倍前後に増えた」「子どもと直接かかわる時間は全体の6割強。急速・休憩は8分だけ」(朝日2007年6月3日)と新聞で報じています。

学校の実態、教員の声をつかむことを要望

最後に、

① 教員の人数を増やさないと対応できない

② 学校の実態を把握する

③ 現場の教員の声を聞く

という3点を要望しました。