ブラックバイトから学生を守ろう!ーシフトが決まると何があっても休めない?
日本共産党は2日にブラックバイトから学生生活を守る提言を発表しました。
ブラックバイトが学生生活をつぶす!
今の学生の深刻なバイトの実態を紹介します。
・ゼミの調査活動のために塾の講師の代講を上司に申し出ると「おまえ、なめているのか?」と罵倒。
・シフトが決まると何があっても休めない。試験前も期間中もバイトを休めず留年した。
・「バイトを辞めたい」というと「損害賠償を請求する」と言われ辞められない。
・コンビニの販売ノルマをバイトに負わせ、できないと買取を強要された。
この背景の第一には、労働法制の改悪で、正社員を減らし責任ある仕事を非正規のバイトに負わせる職場が増えたことにあります。
かつてバイトは補助的労働だったのが基幹的労働にかわり、「バイトリーダー」「パート店長」という肩書きで責任を押し付けられます。
背景の第2には、学費があまりにも高く、親の所得も減り、多額の奨学金を借り返済に苦しんでいる学生が増えていることにあります。
ひどい労働条件でもパワハラでも奨学金返済のためには、そう簡単にはバイトをやめられないのです。
日本共産党のブラックバイトの提言は、次のことを呼びかけています。
1 学生バイトにもすべての労働法が適用されるー違法な働かせ方をやめさせよう!
・シフトの一方的な変更・押し付けは許されません。
・学生バイトでも半年以上同じところで働けば有給休暇が取れます。
・サービス残業、パワハラなど違法、脱法行為は訴えられます。
2 大学として相談窓口の設置を
3 根本問題である高い学費、貧弱な奨学金制度の解決を!