建設職人ー現場賃金は上がらない中、政府は外国人労働者の受け入れも
川崎建設労連の大会に参加して、あらためて建設職人の厳しい実態を知りました。
国土交通省は、2度に渡り公共工事の賃金引き上げを実施しました。
しかし、現場賃金は上がっていないのです。
大手ゼネコンは受注高で前年比30%の大幅な伸びを示し、なかには70%を超える企業もあり、
大手ゼネコンは大幅な増収増益です。
しかし、一方で現場賃金調査をすると「単価は変わらない」という声が圧倒的です。
結局、賃上げは上位会社にとどまり、下位業者にまでは流れてきていないのです。
この低賃金では職人が集まらず、現場は人手不足に陥っています。
しかし、政府は、この人手不足を理由に、7万人以上もの外国人労働者を雇う政策を進めています。
この「外国人技能実習制度の見直し」が実施されれば、低賃金で長時間労働がさらに加速されます。
いま、建設産業に必要なのは、賃上げと安定した雇用です。