むねた裕之
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人類の急速な発展−カギは人間の頭脳に

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今月のニュートンに驚くような特集が載っていました。人類の発展と人間の脳の仕組みについてです。人類がなぜ、他の動物と違い急速に発展したのか?人間の頭脳のある特性(ミラーニューロンによる模倣)に秘密があったというのです。例えば、北極グマは50万年かけて毛皮を進化させて寒さに対応しましたが、人間の場合は、たった一人のとても賢いヒトが毛皮をはいで衣服をつくり、この情報は「模倣」によって同じ集団、子孫にまで伝えることができるのです。ほとんどの動物は進化するのに何百年かかりますが、ヒトの場合は1〜2世代で進化します。「模倣によってヒトは、遺伝子にもとづいた自然淘汰から解放されて進化することができる」のです。目から鱗が落ちました。