子どもの7人に1人が貧困
立教大学教授・浅井春夫さんの講演を聞き、「子どもの貧困」の深刻さにあらためて驚きました。浅井先生があげた子どもの実態に涙が出てきました。「高校の入学式に学生服が買えなくて行けない生徒」、「夏休みで給食がなくなったために夏休みが終ると10キロ以上も痩せてくる生徒」、「健康保険証が取り上げられていて子どもが歯医者にいけなくて中学生で総入れ歯になる生徒」、その子が歯が痛くて何日間眠れない夜を過ごしたことでしょう。この子たちがどんなにみしめで悲しい想いをしているか?想いを馳せると胸が締め付けられます。
しかも、これらの実態は決して特殊な例ではないのです。このような子どもの貧困家庭は7人に1人(子どもの相対的貧困率14.2%)もいるのです。