一般質問―東橘中・生徒の要望「戦争遺跡・通信隊蟹ヶ谷分遣跡の整備を」
12月18日、宗田議員の一般質問が行われ、戦争遺跡・通信隊蟹ヶ谷分遣跡の整備について質疑を行いましたので、紹介します。
戦争遺跡・通信隊蟹ヶ谷分遣隊跡について、市民文化局長に
◎質問
通信隊蟹ヶ谷分遣跡は、畑の中、まったく整備されていない状態
東橘中学校の創立50周年式典に参加し、生徒から「蟹ヶ谷の戦争遺跡・蟹ヶ谷の通信施設の保存」について発表があり、ほとんど整備されていない状態にあることを知りました。
写真のような状態で、遺跡にたどりつくにも畑のあぜ道を通っていくような状況。
① 現在、通信隊跡地は、どこが所有し、どう管理されているのか、伺います
◎答弁
当該地下壕につきましては、市民文化局が所有・管理しておりますが、地下壕が作られてから75年が経過し、コンクリートが劣化しているため、安全面を考慮し、現在は、閉鎖している状況でございます。
◎質問
② 通信隊について、平和館では、どのように紹介されていますか、伺います
◎答弁
平和館での当該地下壕の紹介につきましては、地下壕に係る解説の表示とともに、実物の約35分の1の大きさの模型を展示しているところでございます。
平和館では貴重な遺跡として模型を展示
◎意見・要望
平和館には、この通信隊の地下壕の模型と解説DVDもそろえるなど、非常に貴重な遺跡として展示されています。
この戦争遺跡にふさわしい整備と保存を要望
これほど貴重な遺跡でありながら、遺跡がどこにあるかの案内板も全くなく、遺跡へのアクセスは、行きつくのも困難な畑の中のあぜ道で、遺跡の保存状態は極めて悪い状況です。ぜひ、この戦争遺跡にふさわしい整備と保存を要望します。