むねた裕之
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代表質問・働き方改革―「実施後も仕事量は減らず、サービス残業が増えた」という声

9月12日の日本共産党の代表質問で、市の「働き方改革」について質問。いろんな方からの「実施後も仕事量は減らず、逆にサービス残業が増えている」という声を紹介。行政側は、退庁時間を把握することができないとして、サービス残業の実態把握をしていないことも明らかになりました。特に時間外勤務1000時間を超えている職場に対して、サービス残業の実態を調査することと、業務量を減らすためにも職員の増員を要望しました。

(質問)

市の「働き方改革」について、伺います。

総務委員会で「働き方改革の取り組み状況」について、「職員一人当たりの時間外勤務が前年度比で15.7%減少。水曜日の退庁率も向上した」と時間外勤務が減少したかのような報告がありました。しかし、本当に時間外勤務が減ったのでしょうか。

わが党は、6月議会で改革プログラムにある「水曜日の定時退庁等の取組」「午後8時以降の残業禁止」について、職員を増やさず仕事量をそのままにして、実施すればサービス残業などで対応せざるを得ない事態になると訴えました。この間、何人もの方から「働き方改革を行うことで逆にサービス残業が増えている」「調査してほしい」「是正・指導をしてほしい」という訴えがあり、私たちが心配していた事態が起こっていることがわかりました。サービス残業の調査をしているのか、実態をつかんでいるのか、伺います。特に、年間1000時間以上の時間外労働を行っている職場では、どのような対策をとったのか、伺います。

(答弁)

本年5月から実施しております DN崔日の完全定時退 庁」等の取組につきましては、各職場の管理職が、業務 の効率化、平準化、不要不急の判断など職員のワークライフ。バランス及び健康保持の観点を踏まえたマネジ メントを適切に行うとともに、職員にも業務の効率的な 実施などにっいて、意識づけを図るものでございます。 時間外勤務につきましては、管理職が業務状況を的確 に把握し、マネジメントが適切に行われるよう、時間外 勤務命令の事前手続について徹底を図ることなどにより、 その適正な把握に努めているところでございます。 また、より適正な勤務時間の管理を行うため、働き方・仕事の進め方改革推進プログラムにも記載しております ICカードを利用した出退勤時間の登録管理についても、 検討を進めているところでございます。 次に、年間1000時間を超える時間外勤務を行って いる職場への対策につきましては、所属長へのヒアリングを通じて状況を把握するとともに、それぞれの職場の 状況に応じた対策を行っているところでございます。

(再質問)

答弁では「管理職が業務状況を的確に把握し」とありますが、出退勤時間の管理は、現在、出勤時間は記録されますが、退勤時間は時間外勤務命令か翌日の自己申告でしか把握できない仕組みです。何人もの職員の方から「残業申請がしづらい」との声もあり、上司に、なかなか残業申請しにくい方もいるという実態があります。だからこそ、客観的な勤務時間の管理が必要なのです。こういう状況で、どうやってサービス残業を把握できるのですか。ICカードによる登録管理を待たずに、ただちに退勤時間を把握する対策を打つべきです、伺います。

年間1000時間を超える時間外勤務を行っている職場の関係者から「仕事量が減っていない」「業務量の見直しを」という悲痛な訴えがありました。一体、どんな対策を打っているのか、職員の増員はしたのか、伺います。

(答弁)

はじめに、出退勤時間の管理につきましては、これまでも的確に行ってきたところでございますが、より適正な勤務時間の管理を行うため、働き方・仕事の進め方改革推進プログラムに記載しておりますICカードを利用した出退勤時間の登録管理について検討を進めているところでございます。 次に、長時間勤務職場への対応につきましては、職員のワークライフバランスの確保や健康保持の観点か らも喫緊の課題と老えており、これまでも業務実態に応じた職員の配置などを行ってまいりましたが、今後とも それぞれの職場の状況を踏まえた対策に取り組んでまいります。