むねた裕之
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高津の団地から井田病院への乗継なしのバスを

川崎市議会の3月議会で、むねた議員が予算審査特別委員会で「地域コミュニティ交通について」質疑を行いました。

●質問

久末・蟹ヶ谷地域のバス利用について

・久末、蟹ケ谷、千年地域は、市営住宅だけで10か所以上、県営住宅など団地が集中しています。多くの場所では山坂が多く、しかも高齢化率が極端に高くなっています。

  • 久末地域の市営住宅、県営住宅、それぞれの65歳以上の高齢化率をまちづくり局長に伺います。

◎答弁

久末地域の公営住宅における65歳以上の高齢化率につきましては、市営住宅10団地で53.1%、県営住宅3団地で60.9%でございます。

(ディスプレイ)

●質問

・市営住宅の高齢化率は市営大谷住宅75%、市営久末61%など平均で53%、県営住宅も県営久末が63%など平均61%となっており、川崎市全体の高齢化率20.4%の2~3倍以上にもなっています。しかも、この地域は路線バスが少なく、病院、駅、商店街に行くにも大変苦労しています。特に最も近い市立病院である井田病院までは、路線バスでは通常、乗り継ぎが必要で、タクシーでは往復3000円近くかかります。

(井田病院へのバス便について)

・団地の多くの住民の方から、「井田病院へ乗り継ぎなしのバスの運行」は強い要求となっています。

  • 市営久末住宅、または蟹ヶ谷槍が先住宅から井田病院へのバス利用した場合の行き方とそれぞれのバスの本数ついて、交通局長に伺います

◎答弁

市営久末住宅につきましては、久末団地バス停から溝口駅方面に向かうバスを、千年バス停で、井田病院行きにお乗換えいただく方法と、井田営業所方面に向かうバスにお乗換えいただき、営業所で井田病院行きに乗継ぐ方法がございます。

平日の運行本数は、久末団地から千年までが30本、千年から井田病院までが14本、千年から井田営業所が49本、井田営業所から井田病院までが51本でございます。

蟹ケ谷槍ケ崎住宅につきましては、蟹ケ谷バス停から井田営業所方面に向かうバスを、営業所で井田病院行きに乗継ぐ方法がございまして、平日の運行本数は、蟹ケ谷から井田営業所までが41本、井田営業所から井田病院までが51本でございます。

(ディスプレイ)

●質問

・市営久末~千年が30本、千年~井田営業所が63本、井田営業所~井田病院が51本のバスがありますが、市営久末、大谷第2、県営久末にとっては井田病院まで2回の乗り継ぎが必要です。確かに乗り継いで行けば井田病院まで行けますが、高齢者にとって乗り継ぎはきつく、雨の中待ってられないという声も多いのが実態です。

(要望)

・このルートのバスのうち数本、井田病院まで延長することを要望します。

(ディスプレイ)

・また、蟹ヶ谷・明石穂から井田営業所までのバスも41本あります。このルートのバスの数本を延長するなどして、ぜひ、久末、蟹ケ谷地域と井田病院を結ぶ乗り継ぎなしのバスの運行を要望します

コミュニティ交通について、まちづくり局長に

川崎市は、24年11月、「ちょいそこかわさき」と「モビリティハブ」を連動して、実証実験を行いました。説明資料では「モビリティハブとは、路線バスなどの乗降場所周辺に設置して、デマンド交通やシェアサイクルなどを利用できる場所」と述べて、モビリティハブとしてはカーディーラーの店舗が実施店舗として紹介されています。

  • デマンド交通について、26年度に予算計上しているモビリティハブの予算の内訳と個所数を伺います。

◎答弁

来年度に予定するモビリティステーションの実証実験につきましては、本市の予算として約7,800万円を計上し、3箇所での実証実験を実施したいと考えており、モビリティステーションの機能の検証、デマンド交通運行に係る検証、にぎわい創出、コミュニティ形成に係る検証などを予定しているところでございます。

  • 24年度実施した「ちょいそこかわさき」の実施地域と乗降場所を伺います。

◎答弁

令和6年度のチョイソコかわさきにつきましては、中原区、高津区及び幸区の一部を運行区域とし、平日の1時から22時までの時間帯において、予約による乗合送迎サービスとして実証実験を行ったところでございまして、国際交流センターなどの公共施設停留所、公園停留所、病院や商業施設などの事業所停留所及び住宅地停留所を全体で63か所設置したところでございます。

●質問

  • 24年度実施した「ちょいそこかわさき」の直近の利用実績について年間と1日当たりの人数を伺います。

◎答弁

令和6年度のチョイソコかわさきの実証実験につきましては、同年11月から令和7年1月まで運行が行われたところでございまして、合計で527人、1日当たり平均10人程度の利用者があり、 30代及び40代の子育て世代に多く利用いただいたところでございます。

(ディスプレイ)

●質問

・わが党が視察した大分市のコミュニティ交通と比較してみました。大分市はタクシー会社に委託し、1地域900万円(運転手一人分)で3地域をカバー。交通不便地域対象に病院、商店、駅などのバス停を巡回し、手をあげればどこでも停まり、運賃は無料。実績も1日53人。一方、川崎市のちょいそこは、運賃が500円で予約が必要であり、利用実績も1日10人程度。これでは、採算が取れないし、民間も手を上げません。

(要望)

川崎市のモビリティハブの予算7800万円出すのであれば、大分市のようにタクシー会社に委託して1地域、運転手一人分1000万円支援すれば、8地域のコミュニティ交通ができます。ぜひ、交通不便地域である久末・蟹ヶ谷、千年の山の上地域への大分方式のコミュニティ交通の導入を要望します。