矢上川・地下調節池:1期工事完成で被害1/3に
矢上川地下調節地について
(ディスプレイ)

・現在、第1期工事(梶ヶ谷―久末)を行っていますが、トンネル掘進前の住民説明会が行われました。
・25年3月に梶ヶ谷の立坑からトンネル掘削を開始して、27年度に久末の立坑までのトンネル本体工事が完了。1期工事の供用は30年度になるということです。
・トンネル工事は、1日10mくらい進み、作業時間は、平日朝8時から翌日朝6時まで、ほぼ24時間、深夜も作業するとのことです。
(工事の進捗について)
- トンネル掘削についてですが、現在、どの地点にいるのか、高津区にはいつ頃入って、いつごろ久末の中間立坑に到達するのか、伺います。
本事業は、神奈川県において整備を進めている事業でございまして、事業の概要といたしましては、鶴見川水系河川整備計画に基づき、 10年に1回程度、時間雨量約60ミリの降雨を安全に流下させるととを目的に、台風や集中豪雨時に矢上川の水を取水しトンネル式の地下調節池に約19万4,000立方メートルを貯留するものでございます。
トンネル本体1期工事の避歩状況につきましては、現在、宮前区野川本町2丁目付近まで掘進が進んでおり、これまでと同様に順調に進めぱ、高津区に入るのは令和8年8月頃になる見込みとなっており、また、令和8年11月頃、久末の中間立坑付近に到達する見込みであると県から伺っております。
・現在のトンネル掘削地点は、宮前区野川本町(上野川橋)付近で、8月には高津区に入り、11月ころには久末の中間立坑に到達するということです。
- 久末の立坑までのトンネル本体工事が完了と1期工事の供用開始はいつになるのか、伺います。(予定通りなのか)
◎答弁
久末の中間立坑までのトンネル本体1期工事の完成時期につきましては、令和9年度を予定しており、その後、機械電気設備等の工事を行い、令和12年度に暫定供用を開始する予定と県から伺っております。
・トンネル工事は来年、2027年度に完了し、その後、機械電気設備の工事を行い30年度から供用開始するとのことです。
- 1期工事、2期工事の地下貯水池ができることにより、どれだけの効果があるのか、伺います。有馬川への効果、影響についても伺います。
◎答弁
1期工事、Ⅱ期工事の完成による事業効果につきましては、矢上川流域に時間雨量約60ミリの降雨が発生した場合、地下調節池の整備前では、約200へクタールの浸水被害が発生すると想定していますが、 1期工事の完成により約70へクタールの浸水被害の軽減、さらにⅡ期工事の完成により浸水被害が無くなる見込みであると県から伺っております。
また、有馬川への効果、影響につきましては、Ⅱ期工事の完成により、河川水位の上昇を抑制する効果が見込まれると県から伺っております。
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・これは昨年9月の矢上川の状況で、あと10センチで溢水するところでした。
・この地下貯水池の効果ですが、雨量60ミリの場合、地下貯水池の整備前は200haの浸水被害から、1期工事で70haと被害は1/3になり、2期工事完成で浸水被害がなくなるとのことです。
・有馬川についても、水位上昇を抑える効果があるということです。
(住民説明会について)
- この間、住民説明会がいつ行われ、どんな意見、要望が出されたのか、伺います。
◎答弁
トンネル掘進開始後の住民説明会につきましては、令和7年11月に3回開催し、関係機関との協議状況や渋滞対策等について、県への意見や要望が県にありました。
・住民説明会は昨年11月に行われましたが、住民から久末の中間立坑の周辺工事の際の道路の渋滞対策などの質問がありました。
- 中間立坑周辺の工事について、工期を伺います
◎答弁
1期工事の中間立坑周辺の工事の工期につきましては、令和9年度から令和12年度頃を予定していると県から伺っております。
・中間立坑の工事は27年度から30年度を予定しているとのことです。
- 中間立坑周辺の工事について、工事車両はどういうルートを通るのか、また、渋滞・安全対策を伺います。
◎答弁
トンネル本体1期工事の中間立坑周辺の資機材搬出ルートにつきましては、蓮花寺から鷹巣橋を通って、尻手黒川道路に出るルートを使用し、また、渋滞・安全対策につきましては、交通誘導員を配置の上、無線で連絡を取り合いながら誘導すると県から伺っております。
(ディスプレイ)

・交通誘導員(ピンクの丸)を配置して誘導する、近隣道路では待機車量が発生しないように努める、作業は8~18時で、8~9時は工事車両の出入りはしないということです。
・このルートは、蓮華寺付近では久末小、鷹巣橋、子母口旭田交差点付近では子母口小、東橘中学校の通学ルートにあたります。通学時間帯である8~9時の時間帯の工事車両は通過しないよう強く求めます。
(シールドトンネル工事について)
- シールドトンネル工事について、国の新ガイドラインに沿って、どのような検討・対策を行ったのか、また、ボーリング調査など地質調査は行ったのか、伺います。
◎答弁
シールドトンネルエ事に関する検討・対策につきましては、国のガイドラインを基に、安全性の向上と周辺地域の安心の確保に向けて取り組むとともに、学識経験者等で構成する「矢上川地下調節池施工技術検討会」において、施工業者も交えて、トンネルエ事の安全対策など、施工に係る技術的な検討を行い、工事にあたりましては、周辺環境のモニタリング調査、マシンの仕様の変更などの対策を実施したと県から伺っております。また、地質調査につきましては、本工事の区間内で約100メートルから200メートルの間隔で調査を実施し、地質の状況を詳細に把握したと県から伺っております
・調布の陥没事故などを踏まえたガイドラインを策定。
・ボーリング調査は、当初の10か所に23年度9か所を追加し、100~200m間隔で行っており、国の基準通りです。
・また、新ガイドラインにより、ルート上の地表面測定、マシン前面の圧力測定、掘削土砂の管理などが加わりました。
・情報発信については、HPでトンネルの進捗状況、地表面の変異、騒音、振動の測定値などを提供するとのことですが、
- シールドトンネル工事について、リニアでは地盤沈下、振動、異常出水、井戸枯などの問題が出ていますが、そのような問題が出たのか、どのように対応したのか、伺います。
◎答弁
トンネル本体1期工事中の問題につきましては、”地盤沈下、振動、異常出水、井戸枯れ等、発生していないと県から伺っております。
・リニアで出ているような地盤沈下、振動、異常出水、井戸枯などは発生していないとのことです。
- 野川地域の上部の地層について、影響調査をし、測定値で異常が出た場合はどうするのか、伺います。
◎答弁
トンネル本体1期工事期間中の調査等につきましては、掘進中に振動調査や地表変位調査等を実施しており、影響が出た場合には施工業者と対応を検討ずると県から伺っております。
・異常を検知した際は、即時工事を中断し、周辺住民への説明会の実施と問題が解決するまでは工事を再開しないように求めます。
(家屋調査・保証について)
- 家屋調査について、この間、どの範囲で家屋調査が行われたのか、また、高津区ではいつ頃行われるのか、伺います。
◎答弁
家屋調査につきましては、一般社団法人日本トンネル技術協会の地中構造物の建設に伴う近接施工指指針に基づき、地質調査等から求めた地層ごとの内部摩擦角やトンネルの深さなどによってそれぞれ範囲を設定し調査を行っていると県から伺っております。また、トンネル1期工事につきましては、事前の家屋調査を完了しており、工事完了後に必要に応じて事後調査を実施すると県から伺っております。
(ディスプレイ)

・1期工事については、事前の家屋調査を完了しているとのことです。
・家屋調査の範囲は、トンネルの両端から最大16m(右図の赤字)ということで、川の両岸の家屋1軒分くらいしかありません。一方、リニア新幹線の家屋調査の範囲は、同じような深さでも40m(左図の赤字)です。リニアに比べると家屋調査の範囲があまりにも狭いといえます。
- 住民説明会では、家屋調査・保証について、どのような要望・意見が出たのか、伺います。
◎答弁
家屋調査につきましては、住民説明会において、県が設定した影響範囲外でも家屋調査を実施してほしい、家屋調査の範囲を決めた根拠を知りたい、という意見、要望が県にありました。
・説明会で出た「影響範囲外でも家屋調査を実施してほしい」との要望は当然です。
- 家屋調査の範囲外の方が、調査を希望された場合の対応について伺います。
◎答弁
家屋調査の対応につきましては、基本的に調査範囲内の家屋のみ実施することとしておりますが、調査範囲外の方が調査を希望された場合は個別に対応していると県から伺っております。
・「調査範囲外の方が調査を希望された場合は個別に対応」するということです。範囲外の方からの家屋調査等の要望は、ぜひ、応えるよう県に要望します。
(見学会・説明会)
- 現場見学会、次期の住民説明会はいつ頃実施するのか、伺います。
◎答弁
現場見学会につきましては、令和8年7月以降、一般公募による見学会を予定しており、次回の住民説明会につきましては、令和8年11月頃の開催を予定していると県から伺っております。
・現場説明会は7月以降、住民説明会は11月ころを予定しているとのことです。ぜひ、広い範囲の住民の方へ周知をお願いします。






